2004年03月03日

ポンヌキ八子局の封印 − フリー対局 −

う〜ん。今日を限りに私の大好きな「ポンヌキ八子局」をしばし封印してみようかと思う。

本日の対局は、男性陣の中で割と強い方に入るNさん。ずいぶん前に対局したことがあったんだけど、その時から「なかなかの打ち手だなぁ」と感じていた。

今日久々に組み合わせられたので「何子にしましょうか?」と。講師の方曰く。「そうですねえ、八子か九子なんですが…」。実はその言葉に耳を疑った。Nさんは、以前私と対局した時点で十分に八子で打てたはず。私ももちろん(凄く)強くなっているんだけど、未だに八〜九子ということはあり得ないはず。

「う〜ん、じゃあ私の大好きなポンヌキ八子で打ってみましょうか」と対戦。結果は。Nさんが序盤で大失敗をして、一隅をまるまる取られてしまって最初から勝負が細かくなってしまった。

隅へのカカリに黒が挟んでウケ、白が両ガカリ。黒は片方を遮って白はもう片方を打つ。そして一段落した時点で白は打たなかった方の石を下がって攻め立てていく…そういう流れで碁を打ったんだけど、Nさんは三々フリカワリから、捕らえられたように見える石が動き出すのを見たことがなかったようだ。

なんでこんな弱石を動き出すんだろう?」と、動き出した石を壁に押しつけるように攻めているうちに、壁を取りきられてしまった(^^;。局後の検討で「ここはどうしましたか?」と問う私に「いえ、強い壁に押しつけて攻めれば良いだろうと思って…」と。そう、理論は合っているんだよな〜>Nさん。ただ、三々関連で、取られたように見える石が動き出すのはよくあること(とか言いつつ、私も滅多に動き出しのチャンスを掴めないでいるけれど)。

Nさんは結構勉強しているんだけど、その勉強を確認するウワテとの対局が不足している感じ。せっかく良い筋をしていて、そして勉強好きなのにこれはもったいない。今後機会があったら私を対局相手に指名してください(^^)。あるいは先生方に「二子くらい上の人と打ちたいです」と言っておくのも良いかもしれませんね。Nさん自身も局後に「やっぱりウワテと打たないとダメですね」なんて言っていたし。

で、その対局で思ったこと。

私の大好きなポンヌキ八子。これは(何度も書くけれど)私がラクをしようとして選択している置き石じゃあない。「厚み」という概念を多少なりとも理解すれば、このポンヌキ八子局は九子や八子、あるいは四子よりもラクに黒が勝てるはず。でもここしばらく打ってみて、このポンヌキ八子をきちんと活用できるのは、2、3級くらいより力のある人なんじゃないかと思い始めた。もちろん。基本的に「入門者から10級程度まで」のハッピー・マンデー教室に2、3級がごろごろしているわけはない。

また、二段くらいと名乗る私が2、3級とポンヌキ八子で打てるわけもない。よってポンヌキ八子は。私が2、3級を相手にできるようになるまで、すなわち、私が五段レベルになるまで封印しよう。ひと桁級になったばかりくらいの人は、やはりポンヌキ八子よりも普通の八子局の方が打ちやすいようだ。

「いや、私は石の働かせ方に自信があるのでポンヌキで打ちたい!」と、そう思う人はそのように申し出てください(^^)。少なくとも自分からポンヌキ置き碁を提案するのはしばらく封印しようと思います。

投稿者 前田博明 : 2004年03月03日 23:00 | トラックバック