2004年03月08日

九子局講習会 −講義−

え〜、講義が九子局だったわけじゃない。講義の方は孔令文先生の「限りなく絶対的一手」。よくある「二目の頭を跳ねられないように」(逆に言えば「二目の頭、見ずハネよ」の格言になる)なんて話。あるいは相手の定石中の手抜きをきちんと咎めようとか。

まあ。「定石の手抜き」を咎められるようになれば、それは級位者でも結構上級者。まあ級位者のうちは「長い定石」と言えば三々定石程度だろうけれど。でも「二目の頭」とかは初心者のうちからも結構マスターしておきたい。そのためには「格言」を覚えるのが良いかもしれないね。さっき出てきた「二目の頭、見ずハネよ」とか、「ポンヌキ30目、亀の甲60目」とか。ちょっと難しいものだと「上手まっすぐ、下手コスむ」」とか「ヘタの両ヅケ」とかね。

格言は、まあ碁を打っていればそのうちに覚える。本では良いものはちょっと知らないけれど、たとえば「囲碁格言集」なんてページもあるので、そういうところを見てみると良いかもしれない。実際に役立つことが多いし、もし実戦に役立てることができなくても、「ふっ、ここは千両マガリのフリ!」なんて言いつつマガリを打てば、相手の人にプレッシャーを与えられるかもしれない(笑)。

で、講義後。今日は前から約束していた人と九子局の講習会。打っているときに「ヌルイ手」を直しはしないけど、「考え方」が間違っている手はどしどし修正。結局100目対70目弱の大差で相手の方が勝利した。

うん、そうなんだよな〜。私ごときと九子局を打つうちは、「勢力の活かし方」とか「石の重複を防ぐ」とか「厳しく行く」なんてことは考えられないんだよね。「攻めながら地を作る」という、一桁級になれば当然意識することも、まだ思い浮かばないと思う。そういうときに強く意識しておくべきは「連絡と切断」。

いや、「連絡と切断の手筋」とか、そんなことを勉強しろと言っているんじゃない。とにかく相手が攻めてきたら「え〜と、私はどこかに繋がることができる石はないかしら」と周りを見渡すだけでいい。で、自分の石は繋がっていて、そしてさらに相手の石を切断するチャンスがあればしっかり相手の石を切断してみること。もちろん「ケイマにツケコシ」だとかそういう難しい(?)手筋はいらない。単純に石を伸ばして切れるときには切ってみる。それだけで九子局は勝てるようになる。

もちろん。私とではなくプロの先生と九子を打つ際にはもうちょっと違った考え方が必要かもしれない。たとえば一般的にはプロに九子局で勝てれば初段クラスだと言われる(もちろん相手の先生が「勝たせてあげましょう」とか「勉強させてあげましょう」と、5級くらいに九子で負けて「あげる」ことはあるけれども)。すると九子置かせてもらう側も「初段なり」の打ち方が望まれるわけだ。基本が「連絡と切断」であることに間違いはないんだけど、私が持つ白よりも遙かに隙がなくなるわけだから「ここはツケコシの筋で切れるはずだ」と、頭を使って勝ちに行かなくちゃいけなくなるだろう。

昨日、その九子を終えて。講師の方々が「黒は堂々とした立派な姿ですね」とおっしゃっていた。そう、二段くらいと打つ九子局は「堂々」と打てば勝てるはず。で、藤田という渾名のF先生は「白も本手ばかり打ったんですね?」と(^^)。さすがは講師。褒めるツボを知っているよなあ(笑)。昨日の私の碁は「九子局なんて不必要にびびらなければ碁はよくなる」ということを教えるための碁。そういう碁だからこそこちらは本手で応手。そこできちんとした打ち方を覚えれば、白がダマシに来ても堂々と打てるようになるんじゃないかと思ったりするわけだ。

投稿者 前田博明 : 2004年03月08日 23:00 | トラックバック