2004年03月10日

負け続けの日 −フリー対局−

ふむ。負け続けの日だった。

一局目。先日九子で対局した女性二人と再度九子で二面打ち。驚いたことに。お二人ともこの1週間で驚くほど強くなっていた。

失礼を顧みず書けば、お二人とも結構なご年配で、この急激な成長はこちらとして全く想像もしていなかった。成長の要点は、まず相手を分断するということを多少なりとも理解したらしいこと。また、前回打ったときには相手の攻撃を防ぐときには石をくっつけて防ごうとしていた。それで突き破られてばかりだったんだけど、今日の対局では石を離して止めることを実践していた。

う〜ん。この1週間。お二人に何があったんだろう(^^;?

二局目。前にも囲碁雑考に登場したことにある某美人との対局。しばらくブランクがあったという彼女だけど、他の人との対局を見る限りは「ブランク」は感じられない。むしろより強くなった感じがする。まず彼女に先で打って貰って、様子を見てみた。変な所で騙されなければ、私と五子でも打てそうな感じだ。

「じゃ、勝つ方が嬉しいでしょうから、六子局でやってみましょう」と対局開始。

彼女は。若干ヌルイ手も打つんだけど(それは置き碁においては当然のこと)、でも「ひどい損」を決してしない棋風。1、2目であれば「石を抜かせても形につく」なんていう高度な技をも使いこなす。

確かに私の見立てでは彼女は五子でも打てる。だからと言って最初から「絶対に負けよう」と思いつつ打っているわけじゃない。ヨセ前の段階で、まだ30目弱の差があったけれども「ふむ。ヨセで20目程度は詰められるはずだな」なんて考え始めた刹那。

ここで彼女の打った手に驚いた。ウスミが気になりつつも「間に合わないから」と放置していたところに鋭い打ち込み。きちんと読めば数子を捨てて守りを固めなくちゃいけない。だけどその数子は相手へのヨリツキの拠点ともなるところで、取られてしまっては終わり。

「この局面、ちゃんと打ち切ることなんてできないでしょう?」と、私は敢えて石を捨てずに頑張って見た。で、事実彼女は間違った手を打ちそうになったんだけど、「そうすると私の石が復活しますが…」という私の呟きで正解に着手。彼女に私の石を取られた時点で白の投了となった。

ハッピー・マンデー級で10級(「級位者の日」に行けば4、5級)は打てそうですよ>美人。

そしてその後。今度はササヤンと対局してみた。前に書いたように、ポンヌキ八子は封じ手としたので、今日は普通の八子で打ってみるつもりだった。

しかしっ。千寿先生に褒められてすっかり強気になっている(?)ササヤン(笑)。「師匠、あのひどい手を打ったら教えて貰いたいんですけど、そういう話にして六子局でお願いできないでしょうか」と。

あっはっはっは。凄いじゃないか>ササヤン。ま、「三子でお願いします」とか言われると次回から対局拒否しそうな私ではあるが(笑)、六子で打ってみたいというのは「弟子の可愛らしさ」で認めることができる。「じゃあ六子でやろう」と。

結局。アドバイスしたのは2、3度だったかな?>ササヤン。ササヤンも、ちょっと前までササヤンの属性のひとつだった「怯えすぎ」を脱却しつつある様子。途中で「えっと、投了するか、最後まで打って作ってみるか、どちらが良いですか?」という私の言葉を引き出した。ファンキーなササヤンは「え、私投了しなくちゃいけないの?」と思ったらしいが(笑)、もちろん私の言葉は「負けました」の意。

なかなか良い碁だったね>ササヤン。

尚、今日は有段者の集いで、4級という小学生の男の子と四子で打った。係のアルバイトが「前田さん、子供と打って貰えませんか」と。ちょうど良い棋力の相手がいなかった様子。「う〜ん、良いけど、小学生くらいの4級というのは、ここのレベルで言えば2級か1級くらい打つでしょ。俺はカード無し(勝敗成績を付けない)でなら打つよ」と。

で、その男の子は、思った通りかなり打つ。おまけに通路に近い所に座ったもんだからギャラリーが寄ってくる寄ってくる(笑)。みんなかわいい男の子が陰険なオヤヂにどう対抗するのかと興味津々。最大20名のギャラリーを背負って打った私。そんなギャラリーの前で、いたいけな男の子を騙すわけにも行かず、結局7目ほど足りなかった。序盤の石の方向をマスターすれば、すぐに有段者っぽいな>小学生。

そんなわけで今日の私は負け続け。でもみんな勝つべくして勝ってくれたので気持ちよい碁でした。
それにしてもなんかますます教室のレベルが上がっているように思うね(笑)。

投稿者 前田博明 : 2004年03月10日 23:00 | トラックバック