今日の講義は高梨先生。
先生の著書(『9路盤から学ぶ囲碁スタート―19路盤がすぐ打てる基礎マスター』にサインを貰った(^^)。ずっと前から約束していたのに、本を持って行く日に限って令文先生の担当だったりしたのだ(^^)。否、令文先生が邪魔だとか言ってるわけじゃなくて。
で、講義の内容は「形と急所」。相変わらず難しそうなタイトルだわな〜。ま、キーワードは「二目の頭」とか「切り違い一方を伸びよ」とか。これは両方とも格言にもなっているくらいに一般的な内容なんだけど、ハネちゃいけない二目の頭とか、アテを打つべき切り違いなんかもあるので面倒くさいよね。
高梨先生に聞いてみた。「読まずとも、ここは絶対アテる一手! という切り違いの形はありますか?」。先生曰く「いえ、ありませんので読んでください」(笑)。ま、当たり前か(爆)。
講義後は、同じ職場から通っている美人コンビの一人と対戦。
先日気付いたんだけど彼女。なんか教科書に載せたいような打ち回しをする(^^;。実は彼女、自分の生きている石からばかり動き出したがるのだ。テン・リトル・インディアンのように、10目の地を15目に、15目の地を20目に、と一歩一歩大きくしていく。それで相手に大場を抑えられて負けていたりする。
最初、この彼女の欠点を伝えようと、打ち掛け予定の先で対局。案の定数手目にあまりに小さい手を打ってくるので「ほらでたっ! これがあなたの欠点ですよ」と。でもまあ。感覚を掴むのは大変だろうなあ。それに、この「一歩一歩大きくしていく筋」がなんだか彼女にぴったりではあるんだよな(笑)。
で、本番。本番は九子局。
ま、私相手に九子で負けるためには、すっごく大きな間違いを繰り返さないといけないよね。で、私は基本的にあまりに大きな間違いをすればハガシて打ち直して貰う。「う〜ん、その石には意志がありませんよ」と、別に洒落を言うつもりじゃないのに出てくるおやぢギャグ。
打っているうちにふと気付くと私に勝ちのない碁形になっている…(当たり前か(笑))。それで彼女に宣言した。
「ふ。次の一手。私は騙しに行きますからね。これに騙されればまだ逆転があります。でもこうやって宣言しているんですから騙されないでくださいね」。
ちょっとおどおどしがちなかわいらしい性格の彼女。「ここですか?」と置いた手はまさに「騙されまくり」のポジションだった。「あっはっはっは」と大爆笑する私。「君、いいこだね〜」とおやぢだから何を言っても許されると思いこんでいる乱暴狼藉。「えっ、えっ?」と混乱しつつも、しっかりと置いた石を取り上げる彼女。
まあ取り上げられて、置いたはずの黒石がなくなっているんだから次も黒番なんだろう(笑)。「ここはね、こういうふうに置いてくれると白の死んでいる石が大復活して、そして黒石が逆に死んでしまうんですよ」。彼女は納得行かないながらも正解の位置に石を置いていた。
で、その勝負手が不発に終われば私にはあまりやることがない。「じゃあさくさく寄せましょう」と寄せ合い。もちろん結果は彼女の大勝。最近検討能力が低下しているらしい私はなんだか石を並べなおすことができず、整地したあとの形を指さしながら「この辺は大いに騙されそうになったね」とか「この辺りは良かったですよ」と取り敢ず検討もどき。
う〜ん、どうなんだろうか。今のところ、私がエンジン全開で臨めば九子で良い勝負になっちゃうかな? でもそれはたぶん、周りに「師匠」と呼ばれている私に対する怯えがあるからなんだろう。細かな所では好手も打つ彼女。しばらくすればもっと置き石を減らして打てるようになるはず。がんばってね。
投稿者 前田博明 : 2004年03月15日 23:00 | トラックバック