女子高生と九子局で対戦した。
前にも書いたけれど、ハッピー・マンデー教室というところは女性の比率がやけに高い。それも若い女性の比率が高い。私などは基本的にここでしか碁を打っていないのでわかりにくいのだが、この「異様さ」は各所で話題になっているらしい。
えっとなぜ女性比率の高さを書いているのかと言うと、私が女性と多く対局するのは、某棋士がおっしゃるように「私が女好きだから」(だけ)じゃなく、単に女性が多いからなんですよという言い訳(笑)。
で、その九子局。最近置かせ碁で負け続けている私はちょっと考えた。「う〜ん、最近は本手だっということばかり強調して、あっさり勝たせる碁が多かったな。今日は勝ちにいってみるか」。
ま、そういう日の私と打ってしまった彼女の不幸についてはさておき(笑)、結構気合いの入った対局。「ふむ、まあ九子だし怪しい石はあたかも妖しい石のフリをして打ってみるか」という基本路線。
だけど私のその「妖しい路線」は、最初の一隅にかかっていったときの彼女の応手で無惨に破壊されることになった。
彼女。もちろんわざとやっているわけじゃないんだが、「すごくおいしそう」な罠を張り巡らせる(笑)。「前田さん、そこもう一手打てば私の大石が取れますよ?」というような手を打ってくる。私はもともとリスクヘッジ型なので、保険として取っておける大石があるのなら取りきっておきたい。
で、最初に手を付けた隅でごちゃごちゃするうちに、中央に黒の鉄壁が…
そこに藤田という渾名のF先生登場。
「えへへ。ちょっとやり過ぎちゃった」と私。F先生も強く頷きながら「そうですね、これは黒良しですよ」と女子高生に声援を送る。あまりに簡単に負け碁が見えそうになった私は、取り敢ず中央付近に石をばらまいてから隅の荒らし。女子高生は中央の石と私の隅がどう関係してくるのかがわからずにおろおろ。
「ああ、これはこの石を捨て石にしてここを狙っているんですよ」とF先生。F先生は女子高生の応援らしい。「ちょっと釘をさしておくか」と「あ〜、ひどいな、F先生! そこ、私狙ってたのに!」と拗ねたフリ。まじめなF先生は「あ、そうなんですか!」と本気で反省してくれる(笑)。
でも女子高生もF先生が自分の味方だと知り、微妙なところではすかさずF先生コール(笑)。しかしまあ。F先生は他の方の対局も見て回ってる。F先生のいない間に師匠前田の陰険手炸裂で、あえなく女子高生の敗退となった。
局後の女子高生。講師の方々に聞いていたらしい。「もうっ。あの人どういう人なんですかっ。先生ってわけでもなさそうだし。指導してくれている様子なのに何も教えてくれないしっ」。
いやいや、君が勘所で私の百倍強いF先生の助言を求めているので、私の指導は必要ないかと思っていたんだよ(^^;。
棋院職員のK先生が彼女に言ったらしい。「あの人はボランティアで教えてくれる人で…」。そこに私に互先で勝った経験を持つコバピが突っ込んだとのこと。「いや、あの人はボランティアじゃありませんよ。月謝を払っていながら教えてくれる人です」。しばしその場は笑いに包まれたという話だ(^^;。
後にコバピと話していたんだけれども。
そろそろハッピー・マンデーの中でも古株になってきた私。見回してみると、私よりウワテはいなくなった(初心者向けの教室なんだから当たり前)。でもそんな私に互先で勝ったことがあるんだよなあ>コバピ。
コバピはその日、ミタニと対局していた。コバピが負けていたが見るとミタニ側の石に味悪が目立つ。一手で勝負が逆転で決まるようなところも二箇所見える。「さ、こばぴ、勝負を決めに行こうか」と私。
一箇所は他の方の助言で潰されてしまった後、「どうするんですかっ!」というコバピに「ここをノゾこう!」と私。ノゾいた後のコンビネーションでかなり複雑な攻め合いに持ち込むことができる。
ノゾいた後。コバピは正解の箇所に手を伸ばしているように見える。私は思った。「さすがコバピ。私に互先で勝ったことがあるだけある!」。
しかし。コバピが着手したのは「筋の隣はヘボ筋」の位置(涙)。「だ〜っ、ダメだ。そこじゃない。隣だ隣っ」と慌てて隣に置かせ、なんとか攻め合いに持ち込ませた。
結局その攻め合いはミタニの勝ち。とは言っても結構面白い攻め合いで、コバピの石をハガして打ち直させた後は、講師陣寄ってたかっての検討大会になっていたのだった(^^;。
局後にコバピ曰く。「う〜ん、あの辺気にはなっていたんですけどね」。うむむ。コバピ。もう半年くらい指摘し続けているが、君の最大の欠点は「手拍子」。気になる所を読み切れとは言わない。でも「手拍子」をやめて、「気になる」ところに着手する気持ちを持って欲しいんだよな。
投稿者 前田博明 : 2004年03月17日 23:00 | トラックバックこの碁はほとんど、代打だった・・・。
周りの言われるままに〜。
ミタニは辛そうだったな〜。
だって、私が打ってたのは、先生方の言う通りに置いてただけ。
後、女子高生曰く「碁ってもっと静かに打つものだと思ってました。」とか。
とんでもない、勘違いをさせてしまいました。
反省・・・。