本日はフリー対局。
なんかさ。最近ハッピー・マンデー教室で痛感するんだけど、序盤の上手な人が多い教室だ。
最近いつも書いているけれど、嬉しいことに今日も時間前に男性が声を掛けてくれて対局。「僭越ながら先で打たせて頂いて勉強したいんですけど」(えと、私ごときに「僭越ながら」なんてことは言わないで下さい(^^;。ウワテ連がバカにします(苦笑))と。
私は目的に応じて好きな手合で打ってくれれば良いと思っているたちなので、もちろん「先」の申し出を受け入れて対局。「この方の相手なら序盤はまあこういうふうに打つのかな」なんて生意気な考えで打っていると、碁はどんどん黒のものになっていって「え〜と、負けたときにはどう言い訳しようかなぁ」なんて考えてた(笑)。残念ながら中盤戦に入った途端に「小場」を打ち続けてぐんぐん白の碁になってしまったんだけれども…。
で、時間になってからは、何度か日記に登場している筋の良いKさんのお友達と対局。先で打ちかけた後、六子で対局。この女性も良い序盤を打つ方だった。ちょっと浮き石の強弱判断に難があって、そこを突きまくった私の圧勝になったけれど、でもトータルな棋力で見れば、私にあんな惨敗をするのは変だと思いますよ>Tさん。
で、こういう人たちを見ると。
ヘタはヘタなりに「ちゃんとした碁」が好きで、「ちゃんとした碁」を打ちたいと心掛けている私。とても嬉しくなるんですよね。初心者のうちは、どうしても運・不運の碁を打ってしまいがちだけど、そんな碁が「強くなること」に繋がっていないのは明白。残念ながらハッピー・マンデー教室にも「運・不運碁」の呪縛に取り付かれて進歩の階梯を完全に踏み外した人もいるし、パンダネットにも対局数1万局以上で、20級くらいに留まっている人がいる。
昔の日記に書いたけれど、私も(ヘタなりの)「完璧な序盤」を打って負け続けた日があった。ネジリアイに持ち込まれ、碁がどんどん壊れ、「ちゃんとした碁なんてプロしか打てないものなのかな」なんて考えてたこともあった。「シロウトの打つ碁なんて、パワーが全てみたいな感じなのかなあ」なんて。
でも今はわかるようになりました。やっぱり「ちゃんとした碁を打ちたい」という思いこそが、上達に繋がる王道です。今日打って頂いた男性の方も、それからTさんも、「ブレイク直前」に位置してると思いますよ。いったんブレイクすれば、すぐに初段目前くらいまで伸びるはず。
そういう人たちの「大ブレイク」をその場で見ていたいなあ(^^)。
尚今日は。ゴールデンウィーク直前だからか、欠席者が多かった。だからあまり多くの人の碁は見てないんだけど、最近私が応援している(笑)コバピ。彼女は藤田という渾名のF先生と九子局。なんと彼女はきっちり勝ちきったそうだ。やるなあ>コバピ。F先生に九子で勝ちきるなら私と同レベルじゃないか(笑)。
この前は、風邪で体調が悪かったとは言え、私に五子で勝っているんだよね>コバピ(その後五子で惨敗してるけど…)。今度打つ機会があれば、「前田と同レベルかもしれない!」という自信を持って打ち込んできたまえ>コバピ。徹底的に叩き潰してしまうつもりにはしておくが(苦笑)。
ま、そんなわけで基本的にいつも通り楽しい教室だったわけだけど。
かつて弟子だった一人と絶縁した日でもあった。ま、いろいろあったわけだけど、結局私の言うことなどな〜んにも伝わってはいないなあと絶望したのもひとつ。がきんちょ言葉に移行するけれど、俺、「言葉」の通じない相手とはどうやってもうまくやってけないんだよね〜。これだけ「レベル」のわかりやすいところにいて、自分の分を弁える能力を持てないってのもそう。
絶縁した相手とは今後不倶戴天。同じ教室に通っていて不倶戴天もないわけだけど、それはそれで考えよう。
今日の講義は(レベルはちょっと高いけど)「入門者教室」って感じが出てたな(^^)。やったのは「石を取るテクニック」。シチョウ、ゲタ、ウッテガエシ、オイオトシ。問題もレベル毎に整理されていて、今日の講義が参考になった人は多いんじゃないかなぁ。

みんなが結構悩んでいたのは上の問題。黒先で、黒は連絡を狙います。ヒントはこれが「シチョウ」の問題だってこと。左上の方にあるシチョウアタリとかが気になるんだけど、そんなのを気にしないで済むように決着を付けたい(^^)。
よくある形なんだけど、わりと良い問題だと思うなあ。
で、講義後。「君、かわいいね」と言うと(私はオヤヂだからこういう発言も許される(笑))、あっさりと「あ、そうですか」くらいに流してしまうあやなちゃんとの対局。藤田という渾名のF先生が、本当は別の人との対局を組んでいたんだけど、「俺、今日あやなちゃんと打ちたいなぁ」という独り言のような命令口調に負けて最組合せとなった。お仕事大変ですねえ(^^;>F先生。
このあやなちゃん。強ぇ強ぇ。
最初は彼女の級位に応じて九子局。白はほとんど打った気がしない碁だったなぁ。白が狙っているところはしっかり守って、大場の感覚もなかなかのもの。でもウワテと打ち慣れていないせいなのか、ちょっと諦めが良すぎる傾向はある。この碁も勝手に黒が大石を諦めて、それで勝負があったものなあ。
なんだか打った気のしない九子を終えて「うん、君。うまいよ。ちょっと先で打ってみようよ」と。まあ「打ち方を見てあげる」という優しさの裏に「ま、しっかりやっつけておいて実力差を意識させておくか」という無意識があったのかどうかはわかんないけど(爆)。
で、この先の碁がまいった。途中で令文先生が見に来るから「これさ。先なんだよね。黒、悪くないと思わない?」と。すると令文先生は「いや、むしろ黒が良いかもしれませんよ」と。そうなんだよね。私も実はそう思ってた(笑)。
「これは終わってるかもわからんね」なんて極度の不安に襲われる私は、あちこちに手を出してみる。でもさすがに「かわいいね」と言われてもあっさり流すあやなちゃんは、男からの手出しを受け流す術を知っている(?)。ただまあ。俺も半世紀近く、浮いた話なく過ごしてきたわけじゃない… ん? あ、碁の話だったよね…
えと、経験では私の勝るはずの碁。「なんとか白の形にせんとなあ」と思いながら打つ私。徐々に、ようやく、白の碁になっていく。「怖いかも」と思うところで引き気味に打ってしまうのはしょうがないものね>黒。
そこに、我がライバル令文さん登場。「あ〜っ。なんか白の碁になってますね!」。
だ〜か〜ら〜。俺が必死に白の碁にしたところじゃないかよ〜(笑)。盤面を見渡す令文さんは「ここの白、少なくとも半分は取れるように思いますよ。私がいるうちに打てば」と(爆)。「私がいるうちに、じゃなくてあんたが打つんだろ〜」という叫びは心の中に留めておいて、しかたなく打ち進む私。
「ここは引いて守っちゃおうかな〜」と呟く私に令文さん。「あれ、それでウワテとして満足なんですか?」。いやだから。俺は今ウワテとして打っているんじゃなくて、プロの手筋を相手にしているわけだから(苦笑)。でもまあ。一応盤の反対側に座っているあやなちゃんが私のシタテであることは間違いない。「わかったよ(^^;」。ぼやいて徹底抗戦。「あ〜、前田さん、そんな風に打っちゃっていいんですかね〜」と喜ぶ令文さん。ウワテのプライドは通したが、石は取られた(笑)。
「え〜と、まだちょっと足りませんか」と、もうどっかいっただろうと思ったのにまだいた令文さん。「今度はここ打ちましょうか〜」と。
で、そのタイミングでようやく「はっ、今日の僕は先生なんだった。他の人の碁も見なくちゃ」と思い出した令文先生が立ち去る。「ほ〜」っとため息をついた私は、かろうじて「ウワテのプライド」も示しつつ、やや緩めて受ける。で、そこはなんとか無事。
「あ〜っ、そこ緩んだでしょう!」と戻ってきた令文さん(^^;。「ふ。そこは緩めて受ける一手ですからね」と、勝ちを計算した私(^^;。「そうなんですけどね〜」と悔しげな令文さん。いいこのあやなちゃんはおとなしく盤の反対側で座ってた(^^;。
と、まあ終盤はこんなふうに(いつものように)私とライバルのちゃちゃの入れ合いみたいになっちゃったけど(苦笑)。先で打たせたあやなちゃんが強かったのは事実。あの碁が打てるなら自信を持っていいなあ。攻撃を受け流す技術はたいしたもんだから、「反発」してみることを覚えるとあっという間にランクを上げそうな気がするな。
油断するなよ>(応援してる)コバピ(笑)。油断してると、結構、やばいぞ(笑)。
藤田という渾名のF先生。あやなちゃんはちょっとウワテとやらせた方が良さそうですから、級を上げちゃいましょう(^^)。
今日のフリー対局は、ハッピー・マンデー教室卒業生との対局。彼女の名前はSP嬢。
実はこの卒業生とは因縁が深いんだよな(笑)。私が碁を始めた頃に、一緒に教室に通っていた人。約一年前の囲碁合宿でも対局した(八子)。
その合宿。あれは合宿の二日目だったなあ。当時の私は「そろそろ初段」を名乗ってはいたけれど、SP嬢相手に八子で打てるほど強くはない。二日目はただでさえ置き碁の碁ばかり(八子・九子・八子)で気が高ぶってた。今でこそ八子・九子でも「ま、なんとかなるだろ〜」なんてつもりで打ち始められるけれど、当時は「こんなもん碁になるのかよ!」と緊張モード。
SP嬢は私に言った。「ねえ、師匠。私、はやくプロの先生に指導碁打って貰いたいから、はやく対局済ましちゃおうよ」。
緊張感漲る私にこの言葉はびんびん響いた。「なんだと〜われ〜。俺も君と八子で碁になるとは思ってないけど、そんな『さっさと済ます』ような碁にはしないつもりで集中力高めてんだぜ〜。ちくしょ〜、目にもの見せてやる」なんて。
今年になって。このSP嬢はたびたびハッピー・マンデーに見学にくるようになった。「君さ〜、昔、俺の琴線に響く厳しいこと言ったよね」。SP嬢曰く。「え〜、そんなつもりじゃないんだよ。師匠相手に何子置いても勝てるとは思ってなかったもん。勝負が決まっているのなら早く打ちましょうよくらいのつもりだったんだよ」。
ふ。君が見学に来るようになって良かった>SP嬢。俺はずっと「てめーとの碁なんてさっさと済ましたいんだよね」という意味かと思ってたぞ(苦笑)。
で、今日はそのSP嬢と五子局。「ねえ、私も強くなったと思うんだよね。五子じゃ相手にならないとは思うんだけど、ちょっと打ってみて貰えないかなあ」。彼女は前からそう言って予約を入れてた。
彼女は。
私が積年の因縁(笑)から思っていたよりもはるかに良い子なんだな〜。なんかね。習ったことを一所懸命に打ってくる。きっとそういうシタテと打った経験のある人も多いと思うんだけど、打っているうちから「かわいいね!」と頭を撫でてあげたくなっちゃう相手(笑)。
今日の彼女。今彼女が通っている教室で「車の後押し」を習ったらしい。彼女はその「車の後押し」が気になってしかたないらしくて、こちらが「当然押してくるだろう」と思った所で、必ず外してくる。
彼女が「車の後押し」という言葉にはまっているなんて知らないもんだから、こっちはあちこちで彼女の「外し」によって得を重ねる。
終局後。「あのさ。なんで君、ここ外すの? ここで五目、あそこで五目。それからあっちで五目、そこでも五目の損を重ねているよ?」。私は聞いてみた。彼女曰く。「こういう場合は車の後押しって言わないの?」。だ〜っ。超かわいくない(笑)? 言わない言わない。押しにも「車の後押し」だけじゃなくて「当然の押し」があるんだよ>SP嬢。
彼女は目を輝かせていた。「私ね、今度からこういうところは絶対押す!」。
全く。ウワテ冥利に尽きるってもんじゃないですか、こういうこと言われると(笑)。
あと、彼女は三々に振り替わられると混乱するところもあったからそこもちょっと指導。「あのさ。考えてみれば、『車の後押しじゃないか』と外してしまったところと、そのフリカワリの三々で間違えなければ君が勝っているね」。「え、そしたら私、師匠と五子で打てるの!? 次もまた五子で打ってみていい!?」。
いつでも。好きなときに打ちに来なさい。君ほどウワテの気持ちを良くさせるシタテはそういないよ(^^)。ハッピー・マンデーに通ってて良かったなあ(^^)。
今日は富士通杯の大盤解説会があった。生・林海峯名誉天元の姿を見た(^^)。覚先生もいらしていて、「前田さん、強くなったという噂を聞きますよ」とおっしゃって頂いた。もちろん「ええ、本当に強くなったんです(^^)」とお答えしておいた(笑)。
それはともかく。今日のハッピー・マンデー教室は、富士通杯の影響で六階・洗心の間で開催。ここでやるのは二回目。こんなところが使えちゃうのも、なんかラッキーな気分だよね。碁石は薄めながら蛤。千寿会だと、いくら高級な蛤でも、白を持つ実力のない私は持てない(苦笑)。ハッピー・マンデー教室ならたいてい白だからハッピーな気分(笑)。
今回のクール、二回目の授業。講師は高梨八段。テーマは「連絡と切断」。今回の授業は結構易しかったんじゃないかな〜? 見回すと、周囲のハッピー・マンデー級12級前後も、わりと正解しているようだった。
でも。問題にも出てきていたけれど。わざわざ「切って下さい」という手が悪手なんだということ。実際の対局では、そういう手を打つ方が、かなりいらっしゃるんですよね。よく日記に登場するコバピもそう。狙っているかのように「ケイマの突き抜き」を打って下さいという手を打つ。そういう手を打たれたら、もちろんこちらは問答無用で突き抜く(笑)。
思うに。ハッピー・マンデーでの10級〜13級くらいの人というのは、「ナラビ」を打ちにくい時期なんだと思う。なんとなく働いていない気がしちゃうんだろうね。だから一間とかケイマに受けて、相手に突き抜かせることが多くなる。
この「ナラビ」で感じる「働いていない感じ」を克服できれば、また次の段階に進めますよ>「ナラビ」の打てない方々。先日ユパさんも言っていたけれど、「守りの手を打つのが一番勇気がいる」んです。偉そうに書いている私でも、パッと見で碁が遅れてきてしまうと、つい必要な守りを手抜いてしまうことがあるものなあ。
もうちょっと実力が上がってくればね。「ぬるすぎるくらいに打って、あとでヨリツイテ勝つ」なんていう快感を味わえるようになります。そんな日を迎えるためにも、まずは「きちんとした手」を打てるように頑張りましょう。
まあシタテや、自分と同じ実力の人とばかり打っていると、きちんとした手を打たなくても、相手もそこを突いてこないから気にならないかもしれない。でもそういう碁を打っているとウワテには絶対に通用しませんからね。「私の変な手を咎めて欲しい!」とまぞひすてぃっくな欲望がわき上がれば、いつでも私がお手伝いします(笑)。
講義後の対局。今日は結構前から通っているんだけど、休みがちな人。以前私がむちゃくちゃ落ち込んでいるときに、「私は前田さんの碁は好きですよ」なんて慰めてくれた人。いや〜、師匠やってるといろいろ役得がある(爆)。
で、今の彼女と私の手合差は八子程度。まあウワテと打ち慣れていないので、あるいは九子でも碁になっちゃうかもしれないけれど…。
最初の方で緊張しちゃったのか、「私の隅を殺してください!」という手を打つので、まず一隅を「ほどほどに」殺す。
まあここの隅は某かささぎ氏によれば「前田さん、騙し手打って!」ということだったけどね(苦笑)。えぇえぇ。告白しますよ。あそこを打っていた私はな〜んにも読んでなんかいません。シタテの隅を殺したりするのって、あまり良い気持ちじゃないし、でも殺して、殺してと言われれば殺しに行っちゃうし。そういう葛藤(?)があって中途半端な手を打ったことを認めます(^^;。
で、彼女。ここの「殺して欲しいんです!」な隅と、もう一箇所「私は連絡しなくても良いので、はやくあなたの石を連絡させてあげてください!」というような手を打った場所があって、それでほぼ碁が終わってしまった。
本当は。「あなたの石を連絡させてください!」という手を打って貰わないと白が潰れるところだったんだよな〜。一隅殺したものの八子のハンディはそれくらいでは逆転せず、つい焦って打ち込みに行ってしまった。その打ち込みのせいで白が苦しくなってしまって。
隅の騙し手は反省しないけど(笑)、あの打ち込みはかなり反省した。
終局を迎えつつある局面を高梨先生がぢっと見て。「う〜ん、代わってあげたいけど、ここからだと僕が代わっても逆転は難しいかもしれません」と(苦笑)。ふ〜ん、高梨先生。なんか私に対する態度が令文先生に似てきたんじゃないですか(笑)? ま、それはそれで楽しいけどね〜。
私の隣では。「おじいさんと碁を打つために」碁を始めた美人が、男性陣の中では出色の強さの男性と対局。
最初は模様の張り合いだったんだけど、男性が模様をケシにきて、さらに自分の模様を地化する手を打たれても女性側は対抗手段を取らなかった。それで碁が苦しくなったんだよね。あとで打ち込んで行ったんだけど、時既に遅く、女性の黒石に生きる道はなかったみたい。
その局面。某かささぎ氏に「黒先生きの問題です」と検討してもらった。一目見たときにかささぎ氏は「そんなもん簡単やんか!」と言っていたけれども、高梨先生も交えてきちんと検討すれば、黒に生きはなかったとのこと(笑)。うはははは。途中から「ぼくは詰碁は苦手なんです」なんて主張していた(笑)。
反対側の隣では。先日私と十三子と九子を打った女性が対局中。序盤は相手に圧倒的な模様を築かれて必敗の情勢。彼女もやっぱり生きている石から動く癖があって、相手の模様に圧倒されてしまうみたいだ。「その手はあり得ないんですよ。そんな序盤で六目増やしても、相手が喜ぶだけですよ」。そんなことを言いながらちらちらと見ていたんだけど、やっぱりそんなことはまだ理解できないかな〜。
結局終盤に大いなる粘りを見せた彼女が半目差(だったかな?)で勝利。う〜ん(笑)。彼女が勝ったことは嬉しいんだけど、序盤にあそこまで差を付けられれば碁にならないんだということを知って貰うためには負けちゃった方が良かったかな、とも。「師匠はなんだかんだ言ってたけど、それで勝てるんだからいーじゃん!」なんて思っちゃうと、進歩が遅くなってしまう。ま、彼女はそんな子じゃないから大丈夫かな。
帰り際には、某かささぎ氏が観戦していたまりちゃんの碁の検討会を観戦。さすが私に先で打つまりちゃんだけあって、勝負は序盤で決まってた。一手で地化できる模様もあって、あとは相手の模様に打ち込んだ一群をしのげば楽勝という展開だったみたい。
「すごいね〜、まりちゃん。そこをしのげば楽勝じゃん!」という私に。まりちゃんは「しのげなかったんです!」とお怒りモード(笑)。
検討の様子を見て、まりちゃんの棋風を把握した。まりちゃんは、上昇志向で、ヤキモチ焼きだ(笑)。拠点を持つべきところで拠点を持たず上に逃げ、自分の模様を痛めてしまいそうになる。また、相手の模様の中で、さっさとサバキに行っちゃえばいいのに「私だって普通に地が欲しいわよ!」と主張して、かえって碁を苦しくする。
「前田さん、それ私の何を分析してるんですか? 棋風ですか、性格ですか?」と「?」になるまりちゃん。あ、もしかして性格もそうなの(笑)?
帰りは、その某かささぎさんも交えて食事という名の飲み。「前田さんも千寿会やったらおとなしいで〜。そんな人をいぢめるなんてでけへんでけへん。だって碁がヘタやもん」とかなんとか。ウワテの方がいらして頂くのは嬉しいんだけど、そういう話になっちゃうのがな〜(苦笑)。
尚今日は。教室のかっわいらしい女性に「いつもウェブ見てます」と言われた(さっそく掲示板にも書いてくれた)。それにしてもハッピー・マンデー教室ってのは、本当に若くて綺麗な女性が多いよね〜。私を知る棋士の方々もみんな「あんなところで師匠なんて呼ばれて役得だなあ」なんておっしゃってる(笑)。
あ、もしかして某かささぎさんがたまにハッピー・マンデーにいらしてくれるのは…(自主規制)。
と、いうか、「予告された殺人の記録」かもしれないなあ(苦笑)。
私にホームランないし、殺人を喰らったのは(いつもの)コバピ。「俺相手に五子くらいでは打てるようになって欲しいな」という希望のもと、今日の手合は五子。序盤、私のトリカケに、(藤田という渾名のF先生の助言にもよって)フリカワリを強制するなどなかなかの打ち回し。
途中から二面打ちになったせいもあって勝負が細かくなってきたので予告をかました。「俺ね、ここの大石狙ってるよ」。そこにF先生も通りかかるので、F先生にも予告しておいた。「あ、私、この石取ろうと思っているんです」。
不安になったコバピはF先生の顔をぢっと見る。「ああ、弱石ですね」とF先生。「え、ほんとにっ!?」とパニックになるコバピ。「あ、いえ、他の石と比べると、この石だけまだ目がないものですから」とF先生。
で、いろいろあって。
表現が難しいんだけど(^^;、私の模様が気になったコバピは、私が予告していた大石の「裏側」で戦いを起こした。ふむ。そこでの戦いは歓迎だよ。ここで石が強くなれば「予告ホームラン」が現実的になるからね。
コバピは。攻め合っていると、えらく近視眼になる。優しい子だからなのか(笑)、危なくなった石を直接的に助けようとする。こういう「直接的な動き」は、しばしば碁を壊してしまう。コバピが弱い(けれども価値もない)石を逃げ出した瞬間に、予告された殺人は実行された。
「私もうこれ投了なんですか?」とコバピ。「もちろん」と私。うう、不憫よのぉ>コバピ。
考えてみなよね。私は、私が打った石を全部生かそうなんて思って打ってない。むしろ、打った石をコバピが取りに来ると「えへへ、ラッキー」とか言ってるでしょ? 石を捨てることによって得られる価値があるんだよね。それに、最初から捨てようとは思ってなくても、「碁の流れ」から捨てざるを得なくなる石もある。そういう流れになれば、いかにして死んでしまう石を利用して得するかと考えるんだよね。
助けてやることばかりが慈悲ではないのじゃぞ>コバピ。むしろ役立たずに生き長らえさせるよりも、役立てて殺してやる方が石も満足して成仏できるんだ。
尚、この対局を見ていたまやちゃん。コバピがひどい手を打とうとする度に悲鳴を上げる(笑)。ううむ。やっぱり強くなってるんだな>まやちゃん。なんか俺の影響以上に手がよれちゃうまりちゃんだけど、「妥協せずに打てば勝てる!」という自信を持てば、さらに二子くらい強くなりそうなんだけどな。
今日、私を良い意味で驚かせたのはササヤン。
九子置こうとするササヤンに「あれ、君は確か九子は卒業しているのでは?」と八子にさせようとする。ササヤンは「私真ん中の石が欲しいんです」と主張するので、石をひとつ減らして七子での対局とした。今の彼女は一般碁会所に行けば5級くらいなので、まあ七子でも良いわけだ。
で。
やっぱりこの碁もいろいろあって、結構細かいことになってきた。うまく打つシタテを勝たせてやるのもウワテの役目だが、やっぱり一気に九子から七子まで飛び級させてしまうのは良くない(笑)。ササヤンの打ち筋を知る私は「ほら、ここをいつものように受けなさい」と石を置く。
驚いたことに。ササヤンはこちらのやや「攻撃」に主眼を置いた石に対して、同じく攻撃で応えてきた。そしてそのササヤンの筋はまさにピッタリ。驚いた私は混乱しつつも、ササヤンが受け間違うに違いない所をひとつ突いてみた。するとササヤンはそこも正しく受ける!
なんてこと。このままじゃ本当に形勢不明な碁になっちゃうよと思った私。「むむっ!?」と、心のスイッチを入れるボヤキを出す(笑)。見回してみると、ちょっと気付きにくいところでササヤンの石を殺す筋がある。まあ正しく受けられて生かしたとしても私に損はないと作戦決行。
「おりゃっ」「こりゃっ」「でで〜んっ!」と、三手でササヤンの大石を殺す(^^;。呆然とするササヤン。足掻いてみるものの、もちろん生きはない。
「この石死んじゃったんですか?」と問うササヤン。私はウワテっぽい陰険な言葉で返す。「うん、俺は殺したつもりだよ」(笑)。
結局ここの死にが原因で黒敗北。でもここでの死にがなければ、ヨセを対等に寄せれば黒にも勝機はあった。良い碁を打ったね>ササヤン。
その後は、「石の攻め方を覚えたいんです」というNさんと十三子および九子で対局。十三子は井目中四目。「ここは単純なノビが最強の攻めになっているんですよ」なんて言いながら対局。
でも対局後に思った。彼女はまだ碁を始めたばかり。そういう人に筋の良い(当社比)攻め筋を教えても応用が利かないかもしれないな。でもそれはそれで良いと思うんだよね。筋悪の攻め筋を覚えてもむしろ成長の邪魔になると私は思う。相手のミスによらなければ成功しない攻めは碁じゃないと思っている私だし。
だからまあ「攻めと取りは違うんですよ!」と力説。とくに十三子では「ほら、攻めてみて、相手に生きを強要してやって、自分は対価として膨大な地を獲得したでしょう?」なんて説明をしてた。
でもさ。こういう「攻め」を説明しようとすると「ナラビ」とか「コスミ」とかの話になっちゃうんだよね。きっと彼女は「攻め」という言葉からは「ツケ」を想像してたんじゃないのかな。対局後に「どうでしたか?」と聞いてみると「う〜ん。。。」と不満そうだった(苦笑)。
「攻めとは何か」。これを理解できれば5級くらいあるのかもしれないね。
今日は授業前の話から。「有段者の集い」。
今日の有段者の集いは徹夜明け。これまで、徹夜や、酒の入った後に碁を打つと、読みの力が低下しているのを痛感していた。「なんとなく」打っているとわからないんだけど、詰碁をやってみると明らかに読み力が低下しているのがわかる。
「今日もなあ。徹夜明けだけに調子悪かろう」。
そう思いながら打っていたところが、圧倒的大差で連勝する。「ふむ、普段と何が違うんだろう?」。考えてみると「読み」の面では確かに甘くなっている。ただ、全体を読む能力が低下している分、「部分」に注目するようになっていたみたい。「ここがカタチじゃん?」とか「あなたの石の急所はここっ!」なんて思いながら打っていると、勝手に勝ち碁になっていたみたい。
加えて全体が読めないもんだから「部分での損は避けよう」とか「ゆっくり打とう」と思っていたのが良かったみたいだな。ネット碁も KGS というところでは「石取り碁の練習」なんて言い訳で、ちょっとヒドイ碁を繰り返してる。でもあまりに負けすぎたときに「じゃあ緩すぎるくらいにゆっくり打つか」と思うと連勝モードとなる。
さらに面白かったのは。
何局か打った所、全員が「これは私がちょっと負けているかなあ」と言う。いずれも40目〜60目の大差の碁にもかかわらず、だ。思うにこれは、私が相手の石を取らない碁を打つことにもよるんだろう。大石を取られたわけじゃないので碁は細かい、と思ってしまう人が多いみたいだ(まあ、それが棋院・有段者の集いにおける初二段のレベル)。
結局みんな作ったんだけど、私が相手の目数を告げると、これまた全員狙ったように「あ、そうですか」と盤面を崩す(笑)。「マナー違反だろ!」とは思うものの、あまりの大差に驚いた様子が面白くて、さほど腹は立たなかった。
で、ハッピー・マンデー教室4月期の最初の授業。講師は高梨先生。テーマは「碁は包囲と切断のゲーム」ということで、切ったカタチから生じる「次の一手」。三線の石のどちらからあてるべきなのか、とかね。
新入生は、取り敢ず数人程度。まあこのハッピー・マンデー。いつも2、3回目の授業から人が増えてくるから、今回もそんな流れなんじゃないのかな。
授業後には。
「美人のK」と書いた女性が「私にケンカ売ってるでしょう!」とおっしゃる。え〜っ、そんなつもりは全然ないんですけど。でもまあケンカ売られるのは面白いから、そのケンカ買った! 「よ〜し、十秒後で勝負だ!」と打つうちに、Kさんの石がぼろぼろと死んでいく。「え?」「なに?」と言っているKさんは面白かったなぁ(笑)。
で、その後にはコバピと「互先」(笑)。本当は。コバピと互先で打って、その碁を「攻めを覚えたいんです」と言っている人に見せてあげる予定だった。でも「今日俺、コバピと打つからね」と、コバピを予約したのはよかったんだけど、見せてあげる予定だった人を予約し忘れた(^^;。
結局その人は他の方と対戦。コバピは単に私と互先で打たされたアンラッキーを噛みしめるだけとなった(爆)。
でもまあ。実は昨日の教室にはユパさんも来ていて。コバピはユパさんからいろいろ助言を受けていた。勉強になったんじゃないかな>コバピ。
陰険な私は。
ユパさんが余所を向いている間に碁のスピードを上げて、そこで勝負を決めておいた(爆)。いえね。碁ってのは、ある意味、陰険さが勝負ってところもあるんですよ(爆々)。