今日は富士通杯の大盤解説会があった。生・林海峯名誉天元の姿を見た(^^)。覚先生もいらしていて、「前田さん、強くなったという噂を聞きますよ」とおっしゃって頂いた。もちろん「ええ、本当に強くなったんです(^^)」とお答えしておいた(笑)。
それはともかく。今日のハッピー・マンデー教室は、富士通杯の影響で六階・洗心の間で開催。ここでやるのは二回目。こんなところが使えちゃうのも、なんかラッキーな気分だよね。碁石は薄めながら蛤。千寿会だと、いくら高級な蛤でも、白を持つ実力のない私は持てない(苦笑)。ハッピー・マンデー教室ならたいてい白だからハッピーな気分(笑)。
今回のクール、二回目の授業。講師は高梨八段。テーマは「連絡と切断」。今回の授業は結構易しかったんじゃないかな〜? 見回すと、周囲のハッピー・マンデー級12級前後も、わりと正解しているようだった。
でも。問題にも出てきていたけれど。わざわざ「切って下さい」という手が悪手なんだということ。実際の対局では、そういう手を打つ方が、かなりいらっしゃるんですよね。よく日記に登場するコバピもそう。狙っているかのように「ケイマの突き抜き」を打って下さいという手を打つ。そういう手を打たれたら、もちろんこちらは問答無用で突き抜く(笑)。
思うに。ハッピー・マンデーでの10級〜13級くらいの人というのは、「ナラビ」を打ちにくい時期なんだと思う。なんとなく働いていない気がしちゃうんだろうね。だから一間とかケイマに受けて、相手に突き抜かせることが多くなる。
この「ナラビ」で感じる「働いていない感じ」を克服できれば、また次の段階に進めますよ>「ナラビ」の打てない方々。先日ユパさんも言っていたけれど、「守りの手を打つのが一番勇気がいる」んです。偉そうに書いている私でも、パッと見で碁が遅れてきてしまうと、つい必要な守りを手抜いてしまうことがあるものなあ。
もうちょっと実力が上がってくればね。「ぬるすぎるくらいに打って、あとでヨリツイテ勝つ」なんていう快感を味わえるようになります。そんな日を迎えるためにも、まずは「きちんとした手」を打てるように頑張りましょう。
まあシタテや、自分と同じ実力の人とばかり打っていると、きちんとした手を打たなくても、相手もそこを突いてこないから気にならないかもしれない。でもそういう碁を打っているとウワテには絶対に通用しませんからね。「私の変な手を咎めて欲しい!」とまぞひすてぃっくな欲望がわき上がれば、いつでも私がお手伝いします(笑)。
講義後の対局。今日は結構前から通っているんだけど、休みがちな人。以前私がむちゃくちゃ落ち込んでいるときに、「私は前田さんの碁は好きですよ」なんて慰めてくれた人。いや〜、師匠やってるといろいろ役得がある(爆)。
で、今の彼女と私の手合差は八子程度。まあウワテと打ち慣れていないので、あるいは九子でも碁になっちゃうかもしれないけれど…。
最初の方で緊張しちゃったのか、「私の隅を殺してください!」という手を打つので、まず一隅を「ほどほどに」殺す。
まあここの隅は某かささぎ氏によれば「前田さん、騙し手打って!」ということだったけどね(苦笑)。えぇえぇ。告白しますよ。あそこを打っていた私はな〜んにも読んでなんかいません。シタテの隅を殺したりするのって、あまり良い気持ちじゃないし、でも殺して、殺してと言われれば殺しに行っちゃうし。そういう葛藤(?)があって中途半端な手を打ったことを認めます(^^;。
で、彼女。ここの「殺して欲しいんです!」な隅と、もう一箇所「私は連絡しなくても良いので、はやくあなたの石を連絡させてあげてください!」というような手を打った場所があって、それでほぼ碁が終わってしまった。
本当は。「あなたの石を連絡させてください!」という手を打って貰わないと白が潰れるところだったんだよな〜。一隅殺したものの八子のハンディはそれくらいでは逆転せず、つい焦って打ち込みに行ってしまった。その打ち込みのせいで白が苦しくなってしまって。
隅の騙し手は反省しないけど(笑)、あの打ち込みはかなり反省した。
終局を迎えつつある局面を高梨先生がぢっと見て。「う〜ん、代わってあげたいけど、ここからだと僕が代わっても逆転は難しいかもしれません」と(苦笑)。ふ〜ん、高梨先生。なんか私に対する態度が令文先生に似てきたんじゃないですか(笑)? ま、それはそれで楽しいけどね〜。
私の隣では。「おじいさんと碁を打つために」碁を始めた美人が、男性陣の中では出色の強さの男性と対局。
最初は模様の張り合いだったんだけど、男性が模様をケシにきて、さらに自分の模様を地化する手を打たれても女性側は対抗手段を取らなかった。それで碁が苦しくなったんだよね。あとで打ち込んで行ったんだけど、時既に遅く、女性の黒石に生きる道はなかったみたい。
その局面。某かささぎ氏に「黒先生きの問題です」と検討してもらった。一目見たときにかささぎ氏は「そんなもん簡単やんか!」と言っていたけれども、高梨先生も交えてきちんと検討すれば、黒に生きはなかったとのこと(笑)。うはははは。途中から「ぼくは詰碁は苦手なんです」なんて主張していた(笑)。
反対側の隣では。先日私と十三子と九子を打った女性が対局中。序盤は相手に圧倒的な模様を築かれて必敗の情勢。彼女もやっぱり生きている石から動く癖があって、相手の模様に圧倒されてしまうみたいだ。「その手はあり得ないんですよ。そんな序盤で六目増やしても、相手が喜ぶだけですよ」。そんなことを言いながらちらちらと見ていたんだけど、やっぱりそんなことはまだ理解できないかな〜。
結局終盤に大いなる粘りを見せた彼女が半目差(だったかな?)で勝利。う〜ん(笑)。彼女が勝ったことは嬉しいんだけど、序盤にあそこまで差を付けられれば碁にならないんだということを知って貰うためには負けちゃった方が良かったかな、とも。「師匠はなんだかんだ言ってたけど、それで勝てるんだからいーじゃん!」なんて思っちゃうと、進歩が遅くなってしまう。ま、彼女はそんな子じゃないから大丈夫かな。
帰り際には、某かささぎ氏が観戦していたまりちゃんの碁の検討会を観戦。さすが私に先で打つまりちゃんだけあって、勝負は序盤で決まってた。一手で地化できる模様もあって、あとは相手の模様に打ち込んだ一群をしのげば楽勝という展開だったみたい。
「すごいね〜、まりちゃん。そこをしのげば楽勝じゃん!」という私に。まりちゃんは「しのげなかったんです!」とお怒りモード(笑)。
検討の様子を見て、まりちゃんの棋風を把握した。まりちゃんは、上昇志向で、ヤキモチ焼きだ(笑)。拠点を持つべきところで拠点を持たず上に逃げ、自分の模様を痛めてしまいそうになる。また、相手の模様の中で、さっさとサバキに行っちゃえばいいのに「私だって普通に地が欲しいわよ!」と主張して、かえって碁を苦しくする。
「前田さん、それ私の何を分析してるんですか? 棋風ですか、性格ですか?」と「?」になるまりちゃん。あ、もしかして性格もそうなの(笑)?
帰りは、その某かささぎさんも交えて食事という名の飲み。「前田さんも千寿会やったらおとなしいで〜。そんな人をいぢめるなんてでけへんでけへん。だって碁がヘタやもん」とかなんとか。ウワテの方がいらして頂くのは嬉しいんだけど、そういう話になっちゃうのがな〜(苦笑)。
尚今日は。教室のかっわいらしい女性に「いつもウェブ見てます」と言われた(さっそく掲示板にも書いてくれた)。それにしてもハッピー・マンデー教室ってのは、本当に若くて綺麗な女性が多いよね〜。私を知る棋士の方々もみんな「あんなところで師匠なんて呼ばれて役得だなあ」なんておっしゃってる(笑)。
あ、もしかして某かささぎさんがたまにハッピー・マンデーにいらしてくれるのは…(自主規制)。
投稿者 前田博明 : 2004年04月12日 23:00 | トラックバック>あ、もしかして某かささぎさんがたまにハッピー・マンデーにいらしてくれるのは…(自主規制)。
決して、師匠のためではありません。
Posted by: かささぎ : 2004年04月14日 14:11知ってるよ、そんなこと(笑)。
そう言えば覚先生。例の合宿に「まりちゃんのために」、ある若手男性棋士を呼んだとおっしゃってた。そこで「じゃあ私のために立誠先生を呼んで下さいませんか」と言うと、「君のためじゃあ立誠先生も来ない」とおっしゃった(涙)。
弟子たちよ。「私たちは立誠先生に会いたい!」と大声で主張してみてくれ(笑)。
Posted by: 前田博明 : 2004年04月14日 14:21