2004年04月14日

積年の恨み!? −フリー対局−

今日のフリー対局は、ハッピー・マンデー教室卒業生との対局。彼女の名前はSP嬢。

実はこの卒業生とは因縁が深いんだよな(笑)。私が碁を始めた頃に、一緒に教室に通っていた人。約一年前の囲碁合宿でも対局した(八子)。

その合宿。あれは合宿の二日目だったなあ。当時の私は「そろそろ初段」を名乗ってはいたけれど、SP嬢相手に八子で打てるほど強くはない。二日目はただでさえ置き碁の碁ばかり(八子・九子・八子)で気が高ぶってた。今でこそ八子・九子でも「ま、なんとかなるだろ〜」なんてつもりで打ち始められるけれど、当時は「こんなもん碁になるのかよ!」と緊張モード。

SP嬢は私に言った。「ねえ、師匠。私、はやくプロの先生に指導碁打って貰いたいから、はやく対局済ましちゃおうよ」。

緊張感漲る私にこの言葉はびんびん響いた。「なんだと〜われ〜。俺も君と八子で碁になるとは思ってないけど、そんな『さっさと済ます』ような碁にはしないつもりで集中力高めてんだぜ〜。ちくしょ〜、目にもの見せてやる」なんて。

今年になって。このSP嬢はたびたびハッピー・マンデーに見学にくるようになった。「君さ〜、昔、俺の琴線に響く厳しいこと言ったよね」。SP嬢曰く。「え〜、そんなつもりじゃないんだよ。師匠相手に何子置いても勝てるとは思ってなかったもん。勝負が決まっているのなら早く打ちましょうよくらいのつもりだったんだよ」。

ふ。君が見学に来るようになって良かった>SP嬢。俺はずっと「てめーとの碁なんてさっさと済ましたいんだよね」という意味かと思ってたぞ(苦笑)。


で、今日はそのSP嬢と五子局。「ねえ、私も強くなったと思うんだよね。五子じゃ相手にならないとは思うんだけど、ちょっと打ってみて貰えないかなあ」。彼女は前からそう言って予約を入れてた。

彼女は。

私が積年の因縁(笑)から思っていたよりもはるかに良い子なんだな〜。なんかね。習ったことを一所懸命に打ってくる。きっとそういうシタテと打った経験のある人も多いと思うんだけど、打っているうちから「かわいいね!」と頭を撫でてあげたくなっちゃう相手(笑)。

今日の彼女。今彼女が通っている教室で「車の後押し」を習ったらしい。彼女はその「車の後押し」が気になってしかたないらしくて、こちらが「当然押してくるだろう」と思った所で、必ず外してくる。

彼女が「車の後押し」という言葉にはまっているなんて知らないもんだから、こっちはあちこちで彼女の「外し」によって得を重ねる。

終局後。「あのさ。なんで君、ここ外すの? ここで五目、あそこで五目。それからあっちで五目、そこでも五目の損を重ねているよ?」。私は聞いてみた。彼女曰く。「こういう場合は車の後押しって言わないの?」。だ〜っ。超かわいくない(笑)? 言わない言わない。押しにも「車の後押し」だけじゃなくて「当然の押し」があるんだよ>SP嬢。

彼女は目を輝かせていた。「私ね、今度からこういうところは絶対押す!」。

全く。ウワテ冥利に尽きるってもんじゃないですか、こういうこと言われると(笑)。

あと、彼女は三々に振り替わられると混乱するところもあったからそこもちょっと指導。「あのさ。考えてみれば、『車の後押しじゃないか』と外してしまったところと、そのフリカワリの三々で間違えなければ君が勝っているね」。「え、そしたら私、師匠と五子で打てるの!? 次もまた五子で打ってみていい!?」。

いつでも。好きなときに打ちに来なさい。君ほどウワテの気持ちを良くさせるシタテはそういないよ(^^)。ハッピー・マンデーに通ってて良かったなあ(^^)。

投稿者 前田博明 : 2004年04月14日 23:00 | トラックバック