あ、それ俺だよ、俺。俺たまに人の石ハガして碁笥に戻しちゃうんだよね。さらに「じゃあここまでにしましょう」って、相手に強引な投了勧告もするし(爆)。
と、まあ、それは私が指導碁を打っているとき。相手の方がアタリに突っ込んできたり、無用な守りを打つとハガしたりします。また、相手の方が集中力を失ってきて、ダメばかり打つようになると「じゃあ検討しましょうか」と投了勧告する。
でも今日の話はそういうことじゃなくて。
棋院「有段者の集い」でのこと。私が昇段してからの戦績は○○○××○○○×○(どれか一個の×を○にすればまた昇段しているのに…)。相手のウワテ氏は私の戦績を見て「お〜強いんだね」。私は「いやあ、なんだかウワテの方と打つと碁にならないことが多いんですよ」。始まりはこのように取り敢ず友好的だったんですが…
序盤から件のウワテ氏。石を置いてちょっとしてから「いやあ、やっぱりこっちかな。どうかな」なんて言いながら石をとにかくハガス。相手が置いて「う〜ん」なんて頭の中で読んで、いざ打とうとすると盤面が変化している(^^;。
なんだかなぁ。こんな段位になってもハガス人いるのかよ、とか思いながら打っていたんですが、結構むかついた黄金のハガシ(笑)。局面は中盤。私は相手の石を絡み責めて、相手が一方を守った際に一方を切断。「よし、勝ったぞ!」と思った瞬間。
相手の方の手はなんと私の石に向かっていく。そしておもむろにその石を取り上げて「そうそう、そっちを継いでおかないといけないんだよね」と言いながら私の石を碁笥に戻す(大笑)。「??」状態になる私の頭。
棋院の対局場ではマナーの悪い人がとても多くて、そんでハガシも日常茶飯事なんだけどさ。でもこれまでみたハガシは、こちらが打つ前の、自分の石のハガシ。こっちが打ってから、こっちの石をハガス人は初めてみたなぁ…。次の手を打つ前に抗議のためと、それから自分の気持ちを落ち着けるために1分間手を出しませんでした(^^;。
まあね。勝ったから良いんだけどね、その碁。でも受付にいた棋院職員と、それから通りかかったIさんに「まいったよ。相手の石をハガス人初めて見たよ」と報告(^^)。「そうなんですよね〜、ここマナーが悪い人が多いらしくて。一応見回ろうかなんて話は出てるんですけど」なんておっしゃってました。
尚今日は実はひとつ負けたんだけど。その人は良い人だったなあ。私より二段上から落ちてきた、現状では一段上の人。途中私がちょっと焦った+見損じで攻め合いに負ける形になったので投了したんだけど、そこの攻め合いをさまざまなバリエーションで検討してくれました。なんか集中力を欠いて負けてしまったのが申し訳なくて「そこ、失礼なことしちゃってすみません」と私。「いえいえ、私もうっかりしてたら取られるんですから、別に失礼なこともありませんよ」。
う〜。それにしても焦らなければ細碁だったんだよね〜。その辺で集中力が足りないのは、私の対局経験が少ないからなんだろうなあ…
で、今日の講義は令文先生。テーマは「死活の基本」。一応今のコースは4月開始のコースだということで「中手」とか「欠け目」なんてことをやりました。今日の問題は簡単だったよね〜。とか言いつつ最後の問題。令文先生にバリエーションを出されて「どうですか?」と言われたとき、読まずに印象だけで「白死」とか言ったら「あなた二段に落ちました」とか言われました(爆)。

これ、左端の黒・白のサガリが後で付け加えられた石。この状態で黒先でどうでしょうか? 答えは先に書いたように白生き。この両サガリがなければ黒先で、もちろん白死なんですけどね〜。形がちょっと変わったらきちんと読みましょうね>自分(笑)。
で、講義後の対局はササヤン。今日も七子局なんだけど…。う〜、ササヤン。強くなったね、君。
実は。今日七子局を打つとき、「もっと簡単に勝とう」と思って、いつもとは全く違うように打ってみた。と、言うのも、ササヤンはどちらかと言えば「ビビリ」。だから黒を攻め続ければあっさりと白の勝ちになるだろうというのが読み筋。
ところがササヤン。驚いたことにこちらの攻めをどんどん正しく受けていく。なんか前は攻められたら瞬時にその石を諦めてよその石を守っていたりしたのにさ。
攻め主体と言っても「あり得ない」攻めでやっつけるのは本意じゃない。だからこちらも手抜けないところは守りながら打っているわけだけど、それにしてもササヤンの守りと「反発」のバランスは素晴らしかったな。
結局作ることになったんだけど、数えてみると前回の持碁に続き今回は1目差で白勝ち。すごいじゃん>ササヤン。俺ともう七子局でしっかり碁になっているってことだね。今回は俺の方からの見損じもなかったつもりだし。
もうしばらくすれば「七子だと? じゃあこの勝負は碁にしないことが目標だ!」とか言えるようになるかもしれないね(^^>ササヤン。さすがに教室に着くなり「師匠、今日は空いてますか? まだ空いているんなら私が打ちます!」と立候補してただけあるね(^^)。
繰り返すが。私と四子で打つようになるまではどしどし成長してくれ(^^>弟子たち。もちろん三子で打つようになったって「破門」ってわけじゃないけどさ。でもたぶん。三子くらいで打つようになれば、私も「教えてあげる」なんていう心の余裕は持てなくなるだろうから。
投稿者 前田博明 : 2004年05月17日 23:00 | トラックバック