■ (補遺)偽・じゃっきーの報告
「ほほう、武宮先生の本を読んでいるんですか」。言いながら、中年のクセして短パン姿の野郎が、本を読んでる私に近付いてきた。「てめーよー。自分のうちの庭仕事してんじゃねーんだから、TPO を考えろよ」。そんなことを思ったんだけど、入ったばかりの教室で「敵」を作るわけにもいかないし。それにこの中年男。なんか態度がやけにでかいので、もしかして指導員とかだと後でいぢめられるし。
「ええ、なんか武宮先生は攻めの棋風みたいで、それが私に合ってるかなと思って」。いちおー答えてみた。「なるほどね〜。そういう意識なら三連星はいいですね。でも私は三連星が打てないんですよ」。えっとさ。誰かあなたに「三連星は好きですか?」とか聞きましたか?
「ちょっと打ってみますか?」。そう言っておもむろに目の前に座って、碁笥を開けてる。う〜ん、この態度はやっぱり指導員かなんかなのかもしれないぞ。こんな指導員がやってる教室ならどーせすぐやめちゃうから良いんだけど、でもまあせっかくお金も払ったんだからまあ様子を見てもいいかもね。
「え〜と、じゃあお願いします」。打ち始めた。取り敢ず私よりは強いみたい。なんか打ちながらぶつぶつ言ってるけど、何言ってんのかはよくわからない(苦笑)。なにしゃべってんのかな、この人。「俺は碁のことをよく知ってますよ」とアピールしてんのかな?
「ええ、そうです。三連星を敷くとそのような打ち方がいいんですね!」なんてなんか一人で納得してる。私は武宮先生の本を読んでるんだってーの。武宮先生ご自身の本で学んで、なんで指導員だかなんだかわからないあなたに私の三連星を評価してもらわなくちゃいけないんだって(笑)。
あとで聞いてみたらあの中年男。やっぱり指導員でもなんでもないらしい。何人かはあの男のことを「シショウ」とか呼んでる。なんなのかな〜。でも「シショウってどういうことですか?」とか聞いたら、また碁のときみたいに一人でぺちゃくちゃしゃべりだしそうだし。
ま、変な人もいるけど、ホンモノの(?)指導はプロの先生や、なんだかとても強そうな藤田という渾名のF先生がやってくれるみたいだしいいよね。でも今日のように突然「おや、打ちましょうか」とか言われると怖い。F先生に言いつけておこうかな?
と、それが私と前田氏の出会いでした。
その後評価が変わったかどうかはトップシークレット扱いとさせて頂きます。
by 偽じゃっきー
投稿者 前田博明 : 2004年06月13日 22:45 | トラックバック